雲の平山行

3人とも無事に戻ることができました。

最近のニュースで滑落や転倒、更には死亡事故も聞かされる中、年齢相応のゆったりしたペースで、安全第一の山行でした。今回は、今までにない長丁場で5泊6日(山小屋は4泊)でしたので、段差のあるアップダウン、大きな石(岩)の急登、ハシゴ、鎖、ガレ場歩きなど変化に富んだ山歩きとなりました。最終日の土曜日は、家に着いてから携帯を見たら、35000歩ありました。

今までなかったハプニング(トラブル?)もいくつかありましたが、運も味方してくれ、何とか乗り越えて終えることができました。

(内容については、別途記載)

今までより倍の山小屋4泊でしたので、一度に全部を書くのは困難ですので、今日は第1報として総括から書きます。

雲ノ平山行第1報 「総括」

1.お天気には恵まれました。おおむね、午前中は快晴、午後からは雲が出てきました。2日目の昼食をとろうとした矢先、雨がポツリ、ポツリ来たので、昼食をやめて雲ノ平山荘に向かいました。途中で本降りになったのですが、山荘への道は木道でしたので、ザックカバーと傘だけで歩けました。雨に降られたのは、この時の1時間半だけでした。

2.今回、高天原温泉(露天風呂)を私が希望したこともあり、1泊増えました。往復6時間強なので、雲ノ平山荘に連泊。

ここへ行くにも何回かのアップダウンの繰り返しで容易ではなかったのですが、星君の写真にもありますように、大満足でした。

途中の昼食をとった広い原(山頂ではない)からは、360度見渡せて、圧巻の風景でした。ぐるっとみわたすと、雲ノ平山荘は当然のこと、黒部五郎岳、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、祖父岳、三俣蓮華岳、笠ヶ岳が見えました。

3.年齢を考えると、山小屋4泊でなく、3泊が丁度いい感じなのではと思いました。それも普通の2泊3日のコースを1日の

余裕をもっての3泊4日です。また、日程もリタイア組の特権を生かして、土、日を除く月~金がいいと思いました。

帰りの日が土曜日だったので、松本駅からの指定席取りに若干手間取りました。

4.写真を2枚添付します。1枚目は、初日の折立から太郎小屋へ向かう途中の三角点での昼食風景。

バスガイドから、数日前に登山口あたりで食事をしていたら、クマが出て来て、軽いけがをしたとの話を聞きました。登る途中の背の高いササヤブの脇を歩いていたら、ガサガサと聞こえてきました。一瞬、ギクッとしましたが、親子のサルで事なきを得ました。

ただ、双六小屋で同室だった方から、クマの大きな糞を見たと聞きました。

もう一枚は、26日の最終日に小屋を出発して、登り終えて急に視界が広がったところで撮った、槍ヶ岳をバックにした写真です。

中岳や南岳や北穂高岳も見えます。

今回は、ここで終わります。

永山

雲ノ平山行第2報 「予期せぬアクシデント」

雲ノ平山行から既に1か月半が過ぎました。物ぐさの性格の為か、第2報が今頃になってしまいました。

それにしても、今シーズンは、遭難事故が多く報じられています。北アルプスや穂高連峰(奥穂、北穂、前穂、西穂など)での滑落、転倒、死亡事故を聞くにつけ、何度も身を引き締められる思いをしました。最近最も驚いたことは、那須の朝日岳で、4人(内、宇都宮在住が3人)が低体温症で死亡したことです。私は登ったことは無いのですが、近くの茶臼岳には数回行っていますので、当然、朝日岳のことは知っています。低体温症は、標高に関係ないようで、雨や風が強いときに起こりがちのようです。当日は、途中で引き返す登山者もいたようです。雨風の中の登山といえば、7年前の安達太良山です。初心者だった私は、ただついていくだけでしたが、リーダーの荒井君の判断で途中で引き返しました。あのまま続けていたらどうなったことか・・・・8月の雲ノ平山行では、日程が増えたので、当然歩く距離も長くなりました、それもあってか、3人とも滑ったり、しりもちをついたり、何回も転んでしまいました。かすり傷程度で済みましたが、これから年齢も増えていくので、ますます慎重にならざるを得ないと痛感しています。

さて今回は、予期せぬアクシデントについて報告します。

登山3日目、今日は高天原温泉に行きます。この温泉は、日本一遠い温泉と云われ、まさに秘湯です。富山県の折立登山口から12時間かかります。我々は、雲の平小屋からでしたので、片道3時間のコースです。と言ってもアップダウンのある険しい道で、大きな石やハシゴもあります。この温泉は、私が希望してコースに組み込んでもらいました。一日かけてのことなので、これをやめれば、薬師岳か黒部五郎岳か水晶岳には登ることができました。

朝6時、水や食料をサブザックに詰めて(大きなリュックは連泊の為、山小屋に置いたまま)出発しました。やっとの思いで温泉に付き、貸し切り状態の温泉で汗を流し(以前に星君から皆さんに送った写真あり)、帰途につきました。途中、木道のそばに広い野原があったので、ここで昼食を取ることにしました。ザックから食料を出して用意していたところ、星君が何やらもぞもぞしだしました。「ライターが無い!!」山小屋でサブザックに移す時に、ライターを入れ忘れたとのこと。重たい思いで持ってきた水もガスバーナーも何だったのか。昼食抜きで、険しい道を戻ることになる。万事休す!木道には、我々3人他に、たまたま男性2人がいました。恐るおそる「ライターをお持ちですか?」と聞いたところ、リュックの下の方から取り出してくれました。正に「地獄で仏」とはこのことか。私は、親子丼にスープ、そしてコーヒーを飲んで、元気になりました。

この温泉は、ほとんど来る人はなく、往復6時間強の間に、10組位の登山者しか会いませんでした。そのうちの1組の方と同じ時間の同じ場所で会えたこと、そして偶然にもライターを持っていたことで、ほとんど奇跡です。今度は、我々が困った人の助けとなれればと思いを強くしました。温泉の写真を添付します。ここは川の近くで何の囲いもありません。温泉は3つあります。

アクシデントは他にもあるのですが、次回にします。

長くなったついでに余談です。

今年の夏の甲子園は慶応高校が優勝しました。私は、雲ノ平の山小屋で登山客からそのことを聞きました。勿論、母校ではないのですが、試合に勝った時に流れる塾歌(校歌とは言わない)は、神宮球場や各種式典で何度もうたったり聞いたりしていますので、いいものです。何人かの2年生が活躍しました。投手の小宅選手と新チームで主将になった加藤選手は宇都宮のボーイズチームの出身だそうです。また決勝戦で先発した鈴木選手は、なんと旧小川町(多分、小川中)出身で、中学3年の夏からは硬式ボールになれるため、宇都宮まで通っていたそうです。

ここからは、タラればの話。もし、鈴木選手が烏山高校に来ていたら、甲子園に行けたのではないか? 甲子園出場した文星芸大付に1点差で負けたので、もしかしたらと、たわいもない空想をしてみました。

第3報(最終報)を出す。

3~4週間目の新聞に、「三俣蓮華岳に登った男性2人が予定日を過ぎても戻ってこない」として、家族から遭難届が出たとありました。今回の山行では、この山は登っていませんが、雄大なカールを見ながら近くを通りましたので、大変気になりました。更に、関心を呼んだのは、この2人が長野県の大町の登山口から、伊藤新道を通ったと記載されていたことでした。山行の数日前、新聞記事「伊藤新道、この夏40年ぶり復活。高山植物、原生自然」を目にしました。星君が作成してくれたルートがこの近くを通るので、少しでも触れてみたいと思っていました。しかし、この新道は上級者向けと分かり、断念しました。

鷲羽岳を降りたところに、三方向の標識がありましたので、記念に撮りました。我々はここから、三俣山荘へ向かい、ここで暑い日差しの中で昼食をとりました。遭難した二人は、写真の右下の伊藤新道から来たことになり、ここから三俣蓮華岳に向かったはずです。多少なりとも同じルートを歩いたわけで、それだけでも関心がありました。

歩けなくなった一人を置いて、もう一人が自力で下山し、山小屋に通報し、救助隊がヘリで現場に行って、無事救助されました。山中に残った彼は、テントの中で夜を過ごし、食料が尽きた後は、沢の水を飲んで踏ん張ったようです。今年は、各地でクマの被害も多かったですが、登山者の事故も例年に増して、多かったです。こうした中で、三俣蓮華岳の二人には、親近感も覚え、助かったことに安堵しました。

山行第3報は、アクシデント編の続きを書くつもりですが、ここでは長くなってしまいましたので、別途にします。

荒井君、皆さん

 力作のDVDを見ました。24日の赤レンガの会開催の前に送っていただいたのも意味深いものです。編集に多大な時間と労力をかけたのは、容易に察しがつきます。阿久津君のコメントにもありましたが素晴らしいの一言で、あの日の光景が鮮明に戻ってきました。

露天風呂の映像は、普通は他のお客さんもいるので、撮れません。ここは、貸し切り状態でしたので、思う存分に撮れましたので、貴重品です。ただし、はしゃぎすぎて映倫に触れそうな画面はカットしたと聞いています。

   祖父岳からの360度の展望は、朝早いこともあり、こんなに良かったのですね。槍ヶ岳もくっきり見えましたし、昨年のカット写真も挿入してくださいました。ここで、携帯がようやく通じたのにも感激しました。

3.「鷲羽岳、三俣山荘、伊藤新道」の標識を入れていただき、ありがとうございました。何気ないこの写真が私にとって思い出深いものになりました。

   来年は、一般的には2泊3日のコースを、余裕をもって3泊4日にして、平日利用を考えていますので、皆さんの参加を待っています。

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